カスタリア大濠ベイタワー(解体中)
カスタリア大濠ベイタワーは、ディックスクロキが福岡市中央区港1丁目に新設した地上30階、地下1階、高さ97.67m、総戸数212戸の賃貸タワーマンションです。
設計は小野設計とピーエス三菱(構造)、施工はピーエス三菱・内藤工務店・さとうベネックJV。
2006年9月25日に竣工しました。
2024年9月1日時点では、大和ハウス工業の発注で三和興業が2023年2月6日~2025年7月31日の工期で解体しています。
2024年9月1日撮影。北西側より見ています。地上部はほぼ姿を消していました。
解体前(2019年)の姿です。完成時の名称は「ディーウイング・ベイタワー」でした。
概要
名 称 | カスタリア大濠ベイタワー |
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旧名称 | ディーウイング・ベイタワー |
所在地 | 福岡県福岡市中央区港1丁目6-6 |
最寄駅 | 地下鉄空港線「大濠公園」駅 徒歩8分 |
建築主 | 株式会社 ディックスクロキ |
設 計 | 小野設計、ピーエス三菱(構造) |
施 工 | ピーエス三菱・内藤工務店・さとうべネック建設工事共同企業体 |
用 途 | 賃貸住宅(212戸)、店舗(3戸) |
敷地面積 | 4,002.50㎡ |
建築面積 | ― |
延床面積 | 18,509.78㎡ |
構 造 | 鉄筋コンクリート造、基礎免震構造、PCaRC工法 |
階 数 | 地上30階、地下1階、塔屋2階 |
高 さ | 97.67m(軒高) |
着 工 | 2004年12月1日 |
竣 工 | 2006年9月25日 |
解体着工 | 2023年2月6日 |
解体完了 | 2025年7月31日予定 |
地図
解体地まで地下鉄空港線「大濠公園駅」より徒歩8分ほどです。
2024年9月1日撮影
南西側より解体中の「カスタリア大濠ベイタワー」を見ています。
その右手。解体地南側。
左手。解体地西側。
北西側より見た解体地。現地の作業予定によると、地上部躯体解体、養生足場組替、切断解体を進めています。
その右手。解体地西側。
左手。解体地北側。
その左手。博多湾です。
施工方法が表示してありました。写真クリックで拡大画像を表示。
北東側より見た解体地。 2015年に東洋ゴム工業による免震ゴムのデータ改ざん問題がありました。 同社は免震部材の製品出荷時に検査データを改ざんしたり、不正な申請書を基に大臣認定を取得したりしていました。 問題の免震ゴムがここでも使用されていました。
その右手。解体地北側。
その右手。博多湾。
続いて左手の様子。
南東側より見た解体地。 免震ゴムの交換も可能だったようですが、解体することを選んでいます。 このため築17年ほどで姿を消すことになりました。 30階以上のマンションが解体されるのは日本初となりますね。
その右手。解体地東側。
左手。解体地南側。 跡地にはふたたびタワーマンションが建設される可能性があります。