池袋駅西口地区再開発計画

池袋西口地区市街地再開発準備組合と東武鉄道は2024年3月26日、池袋駅西口地区再開発計画に関する都市計画手続きが開始されたと発表しました。両者は東京都豊島区西池袋1丁目に総延べ面積約582,700㎡の下記超高層ビルなどを計画しています。

A街区：地上41階、地下4階、高さ約220ｍ、事務所、商業、情報発信施設等
B街区：地上50階、地下5階、高さ約270ｍ、事務所、商業、宿泊施設、駅施設等
C街区：地上33階、地下6階、高さ約185ｍ、事務所、商業、宿泊施設、住宅等

事業協力者として三菱地所と三菱地所レジデンスが参画。東京都は2024年9月10日に開いた都市計画審議会で、都市再生特別地区に位置付ける「池袋駅西口地区」の都市計画変更案を審議し、可決しました。 2024年度に都市計画決定する見通しで、2027年度の解体工事着手、2043年度頃の全体竣工を目指しています。

イメージパース①

[以下図面、2024年3月26日付ニュースリリース（PDF）より引用]

北西側より見ています。左からA棟（地上41階、高さ約220ｍ）、B棟（地上50階、高さ約270ｍ）、C棟（地上33階、高さ約185ｍ）です。 C棟は高さが異なるツインビルになります。 B棟高層部にグローバルブランドホテル、C棟の一部にライフスタイルホテルを計画しています。

イメージパーズ②

北東側より見ています。東武鉄道の池袋駅や東武百貨店、線路を含む「池袋駅直上西地区」1.6haは東武鉄道の個人施行で事業を進めます。

イメージパース③

地上から中央地下通路を望んでいます。

イメージパース④

南東側より池袋西口公園や計画建物を見ています。

配置図

A街区にはA棟のほか、交通広場を整備します。 B棟とC棟の間には大屋根広場を計画しています。 D街区では既存の池袋西口公園を再整備します。 A街区を2036年～2043年度、B街区を2030～2040年度、C街区を2030～2034年度にかけて整備を進める見通しです。

位置図

池袋駅西口地区再開発計画の範囲を示しています。

概要

名　称	池袋駅西口地区再開発計画
所在地	東京都豊島区西池袋1丁目
最寄駅	JR・東武・西武・東京メトロ「池袋」駅
建築主	池袋西口地区市街地再開発準備組合、東武鉄道株式会社
設　計	―
施　工	―
敷地面積	約33,420㎡
建築面積	―
延床面積	約582,700㎡
街区名	A街区	B街区	C街区
用　途	事務所、商業・情報発信施設、駐車場等	事務所、商業、宿泊施設、駅施設、駐車場等	事務所、商業、宿泊施設、人材育成支援施設、住宅、駐車場等
階　数	地上41階、地下4階	地上50階、地下5階	地上33階、地下6階
高　さ	約220ｍ	約270ｍ	約185ｍ
着　工	2027年度解体工事着手予定
竣　工	2043年度全体竣工予定
備　考	◆日刊建設工業新聞2024年9月12日付記事は→こちら ◆2024年3月26日付ニュースリリースは→こちら

最終更新日：2024年9月12日

地図

矢印はB街区を示しています。池袋に「サンシャイン60」（地上60階、高さ239.7ｍ）を上回る高さの超高層ビルが出現することになりますね。